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写真展

■会場名 OGU MAG
■展覧会名 木村肇/元吉烈 作品展「Tebajima」
■参加作家名  木村肇 / 元吉烈
■会期 7月25日(木)-8月4日(日) OPEN:木金土日(休廊:月火水)
■開館時間 OPEN: 13:00-19:00 最終日のみ18:00迄
■住所 東京都荒川区東尾久4-24-7
■URL
OGU MAGホームページ
https://ogumag.wixsite.com/schedule/single-post/tebajima

7月25日(木)-8月4日(日) 木村肇/元吉烈 作品展「Tebajima」
OPEN: 木曜日-日曜日、 13時-19時(最終日は18時まで)
徳島県牟岐町の沖合に浮かぶ出羽島(てばじま)。かつてはカツオ漁やマグロ漁の基地として栄えたが、日本を襲う高齢化と人口減少の荒波には抗えず、コミュニティは年々、衰退している。戦前、戦後の一時期は1000人を超えた島民も、今では40人に満たず、その大半は70歳以上である。頼みの漁業は海水温の上昇などのために漁獲高が激減。島の生活に憧れてきた移住者も、コロナ禍の中でその多くが島を去った。
人口減少社会に突入した日本において、山間僻地や離島の集落は一部を除き、消えていく運命にある。出羽島も、そんな消えゆく集落に過ぎないが、離島の限界集落であっても、そこで暮らす人々の営みがあり、堆積した時間の"地層"がある。
その地層の断面を後世に遺すため、2022年9月から1カ月間、出羽島に家を借り、島で暮らしながら写真を撮った。ファインダーの向こうに見える風景は、何と言うことのない日々の営みに過ぎない。だが、歴史と言われるものの大半は、そういったとりとめのない日常の積み重ね。放っておけば消えていくものだからこそ、あえて遺す価値がある──と考えたからだ。
消えゆく島に遺されている記憶の断面を写真と映像、そして島由来の素材で再構築する。

木村肇(きむら・はじめ) 写真家
1982年千葉県生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科卒業。人間の記憶、歴史の痕跡を主なテーマにした作品を制作し、国内外の主要メディアやギャラリーなどで発表している。受賞歴は、上野彦馬九州産業大学賞、バッテンフォール国際写真賞など、主な作品には「Matagi」「Tracks」「Snowflakes Dog Man」などがある。
2016年から18年まで文化庁海外研修員、ポーラ財団海外研修員としてドイツ在住。現在は日本で、東京大空襲に関するプロジェクトを2020年より取り組んでいる。これまで発表された作品は、写真集にまとめられ、イタリア、フランス、ドイツ、日本から出版されている。

元吉烈(もとよし・れつ) 映像作家・フォトグラファー
日本の大学を卒業後、渡米。ニューヨークの美術大学で映画制作を学んだ後にドキュメンタリー映画の編集アシスタントを経て独立。主にドキュメンタリーの分野で監督、撮影、編集など幅広く活動する。
監督した短編映画は各国の映画祭で上映されている他、ドキュメンタリー作品に日経ビジネス「アメリカのリアル」「アメリカ国境のリアル」シリーズがある。また、写真集『ある遊郭の記憶』がInternational Photography Awardで写真集部門の審査員賞を受賞している。

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